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なつみのひとこと上限の目安を先に決め、使い切れるものから選ぶ順番で整理しました。ポイント付与が禁止された点は誤解が多いので明記しています。

税金・制度

【2026年8月】ふるさと納税の始め方|年収500万円なら目安63,000円、いま選ばれている返礼品TOP20の中身

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【2026年8月】ふるさと納税の始め方|年収500万円なら目安63,000円、いま選ばれている返礼品TOP20の中身 の案内イメージ

この記事を書いた人:節約主婦・なつみ

派手な最大額より、わが家で無理なく続くかを家計簿目線で考えます。今回は「いくらまで」と「何を選ぶか」を先に決めてしまいましょう。

ふるさと納税は、名前のわりに手続きが少なく、自己負担は原則2,000円だけです。ただ、いくらまで寄附していいのかが分かりにくく、そこで止まってしまう方が多い制度でもあります。

先に結論です。年収500万円の独身または共働きの方なら、上限の目安は63,000円。人気の返礼品は7,000〜8,000円のものが多いので、この枠なら7〜9品ぶんです。そして2025年10月から、寄附に対するポータルサイトのポイント付与は禁止されています。ここは以前の情報と変わっているので、あとで詳しく説明します。

まず仕組み:2,000円を超えた分が戻る

総務省の説明では、ふるさと納税は「自分の選んだ自治体に寄附を行った場合に、寄附額のうち2,000円を超える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度」です。上限があります。

総務省が挙げている例では、年収700万円の給与所得者で扶養家族が配偶者のみの場合、30,000円のふるさと納税を行うと、2,000円を超える28,000円が所得税と住民税から控除されます。

つまり、実質2,000円で返礼品を受け取れる、というのがこの制度の要点です。ただし上限を超えた分は、ただの寄附になります。だから上限の確認が最初の一歩になります。

年収別の上限の目安

ここで先にお伝えしておきたいのですが、総務省は年収別の上限一覧表を公表していません。計算式を示したうえで「具体的な計算は、お住まいの市区町村にお問い合わせください」としています。世の中に出回っている年収別の表は、各ポータルが計算式にもとづいて試算したものです。

以下は楽天ふるさと納税が公表している目安表から、代表的な3パターンを抜き出したものです。

年収 独身または共働き 夫婦(配偶者に収入なし) 夫婦+子1人(高校生)
300万円 29,000円 21,000円 14,000円
400万円 43,000円 36,000円 28,000円
500万円 63,000円 51,000円 43,000円
600万円 79,000円 71,000円 63,000円
700万円 110,000円 88,000円 80,000円
800万円 132,000円 123,000円 113,000円
900万円 155,000円 146,000円 135,000円
1,000万円 186,000円 186,000円 173,000円

表を見るときの注意です。「共働き」は配偶者(特別)控除を受けていない場合、「夫婦」は配偶者に収入がない場合を指します。中学生以下の子どもは、控除額の計算上は影響しません。共働きで小学生の子が1人なら「共働き」の欄を見ればいい、ということです。

この表は、住宅ローン控除や医療費控除など他の控除を受けていない給与所得者の場合の目安です。年金収入のみの方、個人事業主の方、他の控除がある方は金額が変わります。

正確な金額を知りたいときは、上限ぎりぎりを狙わないのが安全です。目安より1割ほど低い額にしておけば、多少のズレがあっても自己負担は2,000円のままです。きちんと確認するなら、住民税の決定通知書を用意して自治体に問い合わせるのが確実です。

いま実際に選ばれているもの

2026年8月2日時点の楽天ふるさと納税・総合ランキングTOP20を、品目ごとに分類しました。

品目 TOP20内の件数 具体例(最低寄附金額)
災害応援寄附 5件 熊本県・八代市・氷川町・宇城市など(1,000円〜)
4件 訳あり米6,000円、無洗米はえぬき7,000円、つや姫9,000円
3件 厚切り牛タン8,000円、牛タン7,000円、鶏もも・むね7,500円
魚介 3件 ホタテ8,000円、塩銀鮭10,000円、ネギトロ5,000円
日用品 3件 ボックスティッシュ14,000円、トイレットペーパー15,000円、今治タオル19,500円
果物 2件 シャインマスカット8,500円、桃8,000円

返礼品ありの15件のうち12件が1万円以下でした。高額なものを1つ選ぶより、1万円前後を複数選ぶ人が多いということです。上限63,000円なら、8,000円の品を7つで56,000円。残った枠に5,000円のものをもう1品足しても、61,000円で収まります。

もうひとつ目を引くのが、米・肉・魚介という食卓の定番に混じって、ティッシュやトイレットペーパーといった日用品が3件入っていることです。これらは好みが分かれず、必ず使い切ります。家計簿の目線では、実はかなり手堅い選択です。

ランキング1位は災害応援寄附でした

TOP20のうち5件は、返礼品ではなく熊本県への災害応援寄附です。1位もこれでした。

気象庁によると、2026年7月28日16時27分頃、熊本県熊本地方の深さ16kmでマグニチュード7.1(暫定値)の地震が発生し、宇城市と氷川町で震度7を観測しました。気象庁はこれを「令和8年熊本地震」と名付けています。ランキングに入っている自治体は、まさに被害を受けた地域です。

制度の面だけ説明しておくと、返礼品のない寄附でも、控除の対象になります。控除は寄附に対して適用されるもので、返礼品を受け取ることが条件ではありません。1,000円から受け付けている自治体もあります。

ワンストップ特例が使えるかどうかや、受付の方法は自治体によって案内が異なります。寄附先は、自治体の公式ページか、ポータルの公式受付ページから選んでください。

2025年10月から、ポイントは付きません

ここは以前の情報のままだと誤解しやすいところです。

総務省は2024年6月28日の報道資料で、指定基準の改正として「寄附に伴いポイント等の付与を行う者を通じた募集を禁止すること」を公表しました。適用は2025年10月1日からです。基準に反した募集を行った自治体は、指定の取消しの対象になります。

そのため、ポータルサイトが寄附に対して独自のポイントを上乗せする、という形はいまはありません。「どこのサイトが一番ポイントが付くか」で選ぶ時代は終わった、と考えてください。いま比較すべきは、返礼品の内容と、サイトの使いやすさです。

初めてなら、この順番で

迷ったときの進め方です。

1. 上限を決める 上の表で目安を見て、1割低い額を自分の枠にする
2. 使い切るものから選ぶ 米、肉、日用品。好みが分かれず、必ず消費します
3. 寄附先は5自治体以内に 確定申告が不要な給与所得者なら、ワンストップ特例が使えます
4. 申請書を出す 寄附しただけでは控除されません。ここが最大の失敗ポイントです

3つ目と4つ目が大事です。ワンストップ特例は、確定申告が不要な給与所得者等で、寄附先が5団体以内の場合に使えます。6自治体以上に寄附すると確定申告が必要になります。確定申告をする場合の期限は、原則として翌年3月15日です。

手続きの詳しい流れは、ふるさと納税を始める前に確認したい制度と手続きにまとめています。

よくある質問

Q. 8月に寄附しても間に合いますか。
A. その年の1月1日から12月31日までの寄附が、その年の対象になります。8月なら十分間に合います。むしろ12月は駆け込みで混み合うので、早めのほうが選びやすいです。

Q. 上限を超えたらどうなりますか。
A. 超えた分は控除されず、自己負担になります。返礼品は受け取れますが、割高な買い物になります。

Q. 生まれ故郷でないと寄附できませんか。
A. 総務省は、生まれ故郷にかぎらず、どの自治体でも対象になると案内しています。

まとめ

やることは3つです。年収と家族構成から上限の目安を出すその1割低い額まで、使い切れるものを選ぶ5自治体以内に収めて申請書を出す。これで実質2,000円に収まります。

ポイント還元がなくなったぶん、いまは返礼品そのもので選ぶ制度に戻りました。家計の目線では、むしろ分かりやすくなったと思います。

一次情報

2026年8月2日確認。控除の上限は個人の収入や他の控除の状況によって変わります。本記事の金額はいずれも目安であり、正確な金額はお住まいの市区町村にご確認ください。制度・条件は変更される場合があります。