お金を借りる人が未成年の場合・知恵袋でも多い悩みはどうしたらいい?

お金を借りる人が未成年なら?知恵袋にも寄せられる悩みの解決策
お金を借りる人が未成年の場合、ヤフー知恵袋などに「親にバレずに借金をしたい。どうすればいいですか?」という悩みが多く寄せられているのをよく見ます。
18、19歳では大学・専門学校の入学直後の生活費が足りなくなったり、バイトをしていてどうしても急なお金が必要になったりと、やむを得ない理由がありますよね。
親にお金を借りづらい環境だったり、学費を自分で工面しなければならない人もいます。
でも、ヤフー知恵袋のアンサーでは、借金の理由や生活ぶりを問いただしたりするなど、ちょっときびしめの対応が多くて気の毒に思います。
結論から言えば、日本では民法の規定に基づいて、未成年に契約行為が認められていないんですね。
原則として法定代理人(一般には両親)の同意を得なければ、自分で金銭の借り入れができないことになっています。
つまり、「親の同意を得る」という条件つきで借りる方法です。でも、がっかりしないでください。
あなたに合ったやり方が見つかるかもしれません。具体的に解説していきましょう。
目次
親の同意を得るとはどういうこと?
親の同意は書類の「同意欄」にサインをすることで終わります。
親にバレたくないと思うあまり、同意の欄に自分や他人に頼んでサインしてしまう人もいるようです。
このような場合、親の同意を捏造することは「私文書偽造」という罪になってしまいます。
ですから、契約書類のサインを安易に偽造するような手段は避けてください。
貸金業者は電話で親の同意を確認する場合もあれば、書面のみで確認する場合もあります。
つまり、業者によって対応が異なるために、偽造がやりやすくなってしまう状況もあります。
貸金業者の中には親の同意を得る際、同時に親に保証人になってもらうように契約するケースもあります。
自分が勝手に契約することは、なにも知らない親にもしものときに大きな迷惑をかける状況をつくってしまうわけなんですね。
18、19歳の未成年が現金を借り入れする方法
18、19歳の未成年が現金を借り入れする方法には以下の方法があります。いちばんハードルの低い方法から順番に紹介しましょう。
1.クレジットカードのキャッシングなら即日
クレジットカードは未成年者でも親の承諾があれば作成できます。
キャッシングやカードローンは無理でも、クレジットカードのキャッシング枠が認められるというケースがあります。
買い物目的とは別にキャッシング枠が付与されれば、ATMから現金を引き出せます。
ただし、未成年者を対象にしていて、キャッシング枠を付与されるクレジットカードは限られています。
例としてあげれば、学生専用の三井住友VISAカード、ライフカード、エポスカードなどが該当します。
親にバレずに即日でお金を借りたいなら、まずはクレジットカードでのキャッシング枠がおすすめです。
2.学生専用ローン
親の同意書が必要という前提ですが、中小消費者金融で学生専用ローンを扱っているところがあります。
学生向けアイシーローン、学生ローンのカレッヂ、学生ローン・学生キャッシングのフレンド田(デン)などがあり、18歳以上であれば審査に申し込みができます。
3.未成年でも既婚者で安定収入がある人・親の同意を得た会社経営者
未成年でも婚姻者や会社経営者なら社会的責任能力があるとみなされ、「みなし成人」として扱われる場合があります。
とはいえ、大手消費者金融のカードローンでは、既婚者でも未成年者に貸し付けは行っていないため、契約は中小消費者金融に限られます。
お金を借りる人が未成年の場合、借入方法まとめ!
日本では民法の規定に基づいて、未成年に契約行為が認められていないため、未成年がお金を借りるにはさまざまな「条件」が必要になります。
1.親の同意を得る
書類の「同意欄」にサインをしてもらう。親の同意を捏造することは「私文書偽造」になるので注意。
2.クレジットカードのキャッシング枠を使う
親の同意を得て作ったクレジットカードでキャッシング枠が使えるものなら、ATMから現金を引き出せる!
3.学生専用ローン
学生専用ローンを扱っている中小消費者金融もある。親の同意書があれば18歳以上で審査に申し込みできる。
4.未成年でも既婚者で安定収入がある人・親の同意を得た会社経営者
婚姻者や会社経営者なら、中小消費者金融のなかには未成年でも「みなし成人」として扱ってくれる場合がある。
勇気を出して親に相談するのも解決策
未成年が親に内緒で借金をして、返済ができない場合は自宅に督促状が届いてしまいます。
そのとき、驚いた家族から問い詰められれば、借金のことを話すしかありません。
親に迷惑をかけたくないのに、結局、迷惑をかけてしまったというケースは珍しくないんですね。
どうしてもお金が必要なときにはひとりで悩まず、覚悟を決めて、まずは親に相談してみることも考えてみてください。
私の経験談で恐縮ですが、「大きな事態になる前に相談してくれてよかった…」と受け止めてもらえて、逆に励まされて涙が出ました。
家族だからこそ、相談できることもあるんですよね。