お金を借りる・フリーローンの金利相場や早い審査の超低金利ローンとは

お金を借りる・フリーローンの金利相場や早い審査の超低金利ローン
お金を借りるうちの「フリーローン」の特徴や金利相場、早い審査の超低金利ローンを選ぶ方法を解説します。
結論から言えば、金利だけで選ぶなら5%、6%台という超低金利もありますが、これはすべて変動金利型の契約です。
固定金利を選ぶなら多くが10%以上となり、ろうきんならちょうどその中間くらいの金利くらいの固定金利があります。
とはいえ、フリーローンは銀行の特徴によってデメリット面もあるのも事実なんですね。
今回はまずはカードローンとの違いから解説しますが、基本情報はもう知ってるから早く進みたい!という方は、「早い審査の銀行フリーローンはどこ?」から読んでくださいね。
ちなみに、変動金利と固定金利の違いやメリット・デメリットについては、こちらで解説しています。
目次
フリーローンとはなにか
フリーローンとは「借りたお金の使い道が限定されていないローン」のことです。とはいえ、使用使途はなんでもいいというわけではありません。
「目的別ローンではカバーしきれない、個人の事情に合った利用法ができる」という性質があり、旅行資金、歯列矯正の費用、家具・インテリアの購入費用などに認められています。
投資目的や事業資金には利用できず、多くのフリーローンではカードローンと違って資金使途の確認書類を提出しなければなりません。
また、銀行によっては多目的ローンの幅を広げてフリーローンをなくしていたり、別の名称にしたりしているところもあるんですね。
フリーローンと多目的ローンは、それだけ近い位置づけにあるということです。
多目的ローンには住宅ローン、マイカーローン、ブライダルローン(ウェディングローン)、教育ローン、メディカルローン(医療ローン)などがあるので、該当しそうな方はまずはこちらをチェックしてみてください。
フリーローンとカードローンとの違い
フリーローンとカードローンが大きく違うのは、先ほど述べたように資金使途の確認書類を提出しなければならない銀行が多いことです。
また、カードローンでは限度額の上限まではくりかえし融資を受けられますが、フリーローンは一度に全額の借り入れをして、あとは返済するだけで借りられません。
再融資を受けたいときには、最初に借りたお金を完済した上で、改めて審査の申し込みを受けます。
カードローンよりも審査がきびしく、時間がかかる傾向がありますが、時間のかからない銀行もあります。
あとで解説しますが、金融機関によってデメリットはあるものの、カードローンよりも低い金利で借りられるのが最大のメリットなんですね。
急な出費のときに補填したいという人はカードローン、まとまった出費があるのでひとまず借金しなければ、という人はフリーローンに向いているでしょう。
早い審査の銀行フリーローンはどこ?
フリーローンで早い審査が無理な理由のひとつが、申込時の仮審査と必要書類提出後の本審査というように、審査そのものが2回あることです。
また、本人確認書類・収入証明書類・資金使途確認書類の3つの書類が必要となるところが多いために、書類チェックに時間もかかります。
とはいえ、そのような中でも審査が早い銀行もあります。
「審査 即日回答 フリーローン」で調べてみると、千葉銀行、JAフリーローン、西武信用金庫、常陽銀行などが各ホームページでアピールしています。
金利は別として早い審査だけで選ぶなら、このような銀行から選んでみるのもいいでしょう。
また、大手都市銀行でも最短翌営業日をあげているところもあります。
次項で紹介する三井住友銀行のフリーローン(無担保型)のように、申し込み手続きをネットや電話で済ませて、そのあとにローン契約機から手続きすれば融資までの時間も短縮できます。
フリーローンの金利相場・三井住友銀行、ろうきんは?
フリーローンの金利相場はだいたい10%前後ですが、超低金利ローンとして大手都市銀行の5%台、ろうきん(例・中央労働金庫)の6%前後があります。
とはいえ、超低金利のところは「変動金利」が多いので、金利が上がるリスクも考えて契約しなくてはなりません。
ネットで一般的にフリーローンで探している人が多い金融機関は、千葉銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行、ろうきんの中央労働金庫があげられます。
三菱UFJ銀行やネット系のイオン銀行も加えて、2019年11月28日現在の金利や利用限度額を比較してみました(金融情勢の変化で金利が変更となる場合があります)。
金利を比較するときは、必ず最高金利のほうで比較してください。
たとえば、下の例で言えば、ちばぎんフリーローンなら14.8%です。最高金利で比較するべきという根拠はここで解説しています。
金利 | 借入金額と限度額 | 申し込み方法 | |
千葉銀行 ちばぎんフリーローン |
固定金利型 年1.7%~年14.8% |
10万円以上800万円以内 | ネット・電話・FAX |
三井住友銀行フリーローン 無担保型 |
変動金利型
年5.975% |
10万円以上300万円以内 | ネット・ローン契約機・電話 |
三菱UFJ銀行バンクイック (ネットDE多目的ローンから変更) 無担保型 |
変動金利型
年1.8%~年14.6% |
10万円以上500万円以内 | ネット・テレビ窓口・電話 |
ゆうちょ銀行フリーローン 「夢航路」のフリープラン ⇓ スルガ銀行スルガフリーローン |
固定金利型
年14.9% |
10万円以上200万円以内 | ネット・電話・FAX |
中央労働金庫フリーローン
|
変動金利型
団体会員 生協会員 一般 |
最高500万円 | ネット・店頭 |
固定金利型
団体会員 生協会員 一般 |
最高500万円 | ネット・店頭 | |
イオン銀行フリーローン (イオンアシストプラン) |
固定金利型
年3.8%~年13.5% |
30万円~700万円 | ネット |
ゆうちょ銀行のフリーローンは、もともとゆうちょ銀行がスルガ銀行のパーソナルローン「夢航路」のフリープランを仲介していたものです。
しかし、業務提携を結んでいたスルガ銀行が、シェアハウス向け融資などの問題により、行政処分が下されたことを受けて、ゆうちょ銀行はカードローン事業のサービスを終了しています。
現在はスルガ銀行が単独で「スルガフリーローン」として扱っていますが、金利そのものはほかに比べると安くはないようですね。
繰上げ返済手数料のかかる銀行・審査に時間がかかる銀行も
繰上げ返済とは、毎月の返済とは別に借入額の一部や全額を返済することです。
繰上げ返済をした場合の手数料を見てみると、三井住友銀行のフリーローン無担保型では、一部・全額ともに繰上げ返済をする場合に手数料が5,500円(消費税込)が発生します。
低金利ですが、繰上げ返済の予定があるのならちょっと頭に入れておきたい情報ですね。
これにたいして、全額返済を含む繰上げ返済にかかる手数料が不要なのが千葉銀行、イオン銀行、一部繰上げ返済にかかる手数料が不要なのが中央労働金庫です。
変更があるかもしれませんので、「各ローンの名称 繰上げ返済」で検索して調べるようにしてくださいね。
このほかのデメリットとして、金利が低いけれど審査に時間がかかるのがろうきんです。
利益目的で融資をしないというのが前提にあるため、審査期間は一般的に2週間とも言われているので、早めに申し込みをしなくてはなりません。
早い審査で選ぶか、超低金利ローンで選ぶか
金融機関それぞれにメリット・デメリットがあってむずかしいところですが、例としてあげたなかでフリーローンを低金利だけで選ぶなら、三井住友銀行、中央労働金庫あたりですね。
そのうえで変動金利を避けて安全に選ぶなら、審査は遅いですが中央労働金庫の固定金利がおすすめです。
早い審査で選ぶなら、千葉銀行のように審査の即日回答をアピールしているところにしましょう。
フリーローンの選びかた・まとめ
フリーローンとは「借りたお金の使い道が限定されていないローン」のことです。
目的別ローンではカバーしきれない、旅行資金、歯列矯正の費用、家具・インテリアの購入費用などに認められています。
フリーローンとカードローンとの違い
フリーローンとカードローンの大きな違いは以下の点です。
資金使途の確認書類を提出する
使い道が限定されていませんが、理由は必要なので資金使途の確認書類を提出するというケースが多くあります。
一度に全額の借り入れをする
一度に全額を借金して、あとは返済するだけ。再融資を受けるにはまずお金を完済し、その上で改めて審査の申し込みをします。
カードローンよりも審査がきびしい
審査がきびしく時間がかかる傾向がありますが、早い審査をウリにしている銀行もあります。
早い審査の銀行フリーローンはどこ?
「審査 即日回答 フリーローン」で調べてみると、千葉銀行、JAフリーローン、西武信用金庫、常陽銀行などがホームページでアピールしています。
また、大手都市銀行でも最短翌営業日をあげているところもあります。
三井住友銀行のフリーローン(無担保型)のように、申し込み手続きをネットや電話で済ませて、そのあとにローン契約機から手続きすれば融資までの時間も短縮できます。
フリーローンの金利相場と超低金利ローンは?
フリーローンの金利相場はだいたい10%前後ですが、超低金利ローンとして大手都市銀行の5%台、ろうきん(例・中央労働金庫)の6%前後があります。
とはいえ、超低金利のところはいずれも「変動金利」ですから、金利が上がるリスクも考えて契約しましょう。
早い審査で選ぶか、超低金利ローンで選ぶか
本記事でいくつかの金融機関の比較をした結果(表組み参照)、紹介したなかでフリーローンを低金利だけで選ぶなら、三井住友銀行、中央労働金庫あたりがいいようです。
とはいえ、三井住友銀行は繰上げ返済手数料がかかり、中央労働金庫は審査に時間がかかるというデメリットがあるんですね。
変動金利を避けて安全に選ぶなら、審査は遅いですが中央労働金庫の固定金利。
早い審査で選ぶなら、千葉銀行のように審査の即日回答をアピールしているところにしましょう。
金利も大切ですが、金融機関それぞれのデメリットも調べて、あなたの方針に合ったところを見つけてくださいね。