お金を借りる人が延滞中・返済遅れでも借りられる街金はある?

お金を借りる人が延滞中・返済遅れでも借りられる街金はどこ?
お金を借りる人が延滞中の場合、借りられる消費者金融はあるでしょうか。
返済遅れになると借金をしたくても大手では審査が通らないため、街金と呼ばれる中小消費者金融を探すことになります。
目次
多くの傾向として、他社の返済を延滞している人に対して積極的な貸付はしてくれません。
しかし、闇金のようなところでなくても難しい相談にも乗ってくれる貸金業者はある、と言われます。
具体的にどの会社なら可能とは断言できませんが、闇金ではなく正規に登録した貸金業者のなかから探せるように、注意点などの関連情報をまとめてみました。
自社審査による融資により、延滞中でも借金可能なカードローン
延滞中でも中小消費者金融で借りられる可能性があるのは、「自社審査による融資」があるためです。
大手消費者金融、銀行カードローンは申込者の属性、信用力をベースに融資の可否を決めています。
申込者の属性とは年齢、職業、年収、勤続年数、他社借入などの申し込み情報に基づき、申込者をグループ分けして返済能力の判断材料とするものなんですね。
この属性が高いか、低いかによって審査の有利・不利も決まり、さらに信用情報を加えて審査が行われることに。
これにたいして、中小消費者金融では独自審査によって「ケースバイケースの融資」を行うところもあり、過去や現在、返済が遅れていたとしても融資してもらえる可能性があるわけです。
短期延滞と長期延滞の違い・ブラックリストに載るのはいつから?
借りたお金を返さず、1日でも返済期限を過ぎたら延滞となります。
短期延滞が60日未満、長期延滞が60日以上というように、期間の違いによって扱いが変わってきます。
一般的に「延滞するとブラックリストに載る」と言われますが、この場合は長期延滞に該当する人のことなんですね。
ブラックリストとはあくまでも通称で、金融用語では異動情報や事故情報と呼ばれます。
延滞、代位弁済、貸倒れ、債務整理などの事故情報として、信用情報機関に掲載されてしまうわけです。
信用情報機関に自分の情報を開示請求してみると、「返済状況」の項目に「異動」と記載されていたら、ブラックリストに登録されていることを意味します。
こうなったら、いくら自社審査をしてくれる中小消費者金融でも借金は難しくなります。
つまり、同じ延滞中でも短期延滞のうちに借りておかなければなりません。
自分の信用情報を確認する場合の「情報を開示する方法」はこちらの記事で紹介しています。
正規の貸金業者の中から延滞中でも借りられる街金を探すには
延滞中でも借りられる街金を探すといっても、闇金業者は絶対に避けるべきです。
そのためにも、正規の貸金業者を2つのチェック方法で探してみてください。
自分が利用したいと考えている生活圏の中から「財務局や都道府県に登録している貸金業者」と「資金業協会に所属している貸金業者」、このいずれにも属している会社を選びます。
検索ページの案内と調べ方はこちらにありますので参考にしてください。
ちなみに、ここなら必ずとは言えませんが、ネットでは「セントラル」「アロー」「フクホー」「フタバ」の名前がよく出てきます。
融資してもらえるかは未知数ですが、私が調べてみたところ、今日現在なら全社とも上で紹介した2つの登録をクリアしている消費者金融なので、申し込みを検討されてみるのもいいでしょう。
登録情報はよく変わるので、必ずご自分で登録を確認してからアポをとってくださいね。
カードローンの申し込みブラックに注意
延滞中の人に限らず、審査の申し込みをするときに気をつけたいのが、短期間に複数のクレジットカードやカードローン、キャッシングに申し込みをすることです。
通称「申し込みブラック」と呼ばれ、貸金業者に「複数に申し込むほどお金に困っているのでは?」という印象を与えてしまい、審査に通らない危険があります。
一般的に1ヶ月間に3枚以上の申し込みで「申し込みブラック」扱いになると言われています。
できるだけ絞り込んで、いちばん見込みのありそうな会社から相談してみましょう。
どうしても借りられないときは生活福祉資金貸付制度
どうしても消費者金融で借りられないときには、社会福祉協議会の生活福祉資金貸付制度があります。
これは経済的支援が必要な世帯に資金の貸付を行っている制度で、「安定した収入がある」という条件があり、借りる側の目的も指定されています。
条件のひとつに「生活再建に必要な費用を日頃の生活費から捻出できない場合」という項目もあります。
利用条件は甘くないですが、最終手段として闇金を頼るのではなく、公的機関に相談して解決の道を探ってほしいものです。
くわしい情報はこちらに載せておきました。
お金を借りる・延滞中の人が借りられる消費者金融まとめ
大手消費者金融、銀行カードローンでは、他社の返済を延滞している人に対して貸付をしてくれません。
しかし、延滞中でも中小消費者金融では「自社審査による融資」があるため、借りられる可能性は残されています。
条件は短期延滞であること
60日未満が短期延滞、60日以上が長期延滞と呼ばれますが、可能性があるのは短期延滞の場合です。
闇金業者を避けて正規の貸金業者を探すには
正規の貸金業者を探すために、2つのチェック方法で探してください(調べ方とおすすめ貸金業者は本文参照)。
・財務局や都道府県に登録している貸金業者
・資金業協会に所属している貸金業者
カードローンの申し込みブラックに注意
短期間に複数の会社に申し込みをしないように注意しましょう。
一般的に1ヶ月間に3枚以上の申し込みで「申し込みブラック」扱いになると言われています。
どうしても借りられないときは生活福祉資金貸付制度
生活福祉資金貸付制度は「生活再建に必要な費用を日頃の生活費から捻出できない場合」にも適用されます。
利用条件は甘くないですが、最終手段は公的機関に相談して解決の道を探ってほしいものです。
今回は短期延滞なら新規借入の可能性もあるというお話でしたが、短期延滞でも記録には残ります。
異動情報がなくとも審査に影響を及ぼすことも考えられるので、お金を借りている人は油断せず、堅実に早い完済をめざしてくださいね。