就職内定者がお金を借りる・お金がない時のローンは銀行?消費者金融?

就職内定者がお金を借りる・お金がない時のローンは銀行?消費者金融?
就職内定者がお金を借りるとき、銀行や消費者金融で借り入れする場合の注意点について解説します。
お金がないときに銀行を選ぶか、消費者金融を選ぶか、それぞれにメリットやデメリットがあるので、自分の事情に合わせて決める必要があります。
目次
たとえば、アルバイトをしていれば消費者金融で借りられますが、していない場合は借りられません。
でも、アルバイトをしていなくても、銀行によっては借りられる可能性もあるんですね。
それぞれの特徴や借りるときの注意点について解説していきましょう。
消費者金融では内定よりもアルバイト収入が審査される
内定者でも収入がない場合は、申込時点で年収ゼロということになります。
消費者金融で借り入れする場合、貸金業法の総量規制によって借入金額の総額が年収の3分の1までと決まっていますから、アルバイトをしていなければお金を借りられないんですね。
でも、20歳以上でアルバイトをしていれば「安定した収入がある人」という条件に合うため、借り入れできる可能性は高くなります。
ただし、カードローンによっては「学生不可」の条件があるので、学生でも申し込みできるカードローンを選びましょう。
ちなみに、以下で紹介しているプロミスでは学生も借り入れができます。
消費者金融で借り入れするときの注意点
アルバイトをしているという条件で、消費者金融で借り入れする場合には注意点がいくつかあります。
それは、申込書の勤務先欄には必ずアルバイト先の会社名を記入すること。
内定が決まっていても現時点では学生ですから、勤務先欄に内定先の企業名を記入してはいけません。
企業名を記入してしまうと在籍確認の電話が入ることになり、当然ながらあなたは会社に在籍していないわけですから確認が取れず、審査に通過できなくなってしまいます。
会社にバレて、内定にも微妙な影響が出る可能性もあるので、内定先の企業名を書かないことがいちばんです。
アルバイト収入がなければ、銀行の就職内定者応援ローン
銀行の融資は消費者金融と違って、総量規制の対象ではないため、「就職内定者応援ローン」「新卒予定者応援ローン」というサービス名で扱っている銀行もあります。
静岡ろうきん「就職内定者応援ローン」、東海ろうきん「みらいず」、きらぼし銀行「大学卒業予定者ローン」、武蔵野銀行「むさしの新卒予定者応援ローン」などがあります。
静岡ろうきん「就職内定者応援ローン」を例にとってみましょう。
金利制度は固定金利か変動金利を選べて、条件は静岡県内に居住、もしくは静岡県内の企業への内定が決まった、新卒内定者で満18歳以上30歳未満の人というのが条件。
固定金利と変動金利の解説はこちらをご覧ください。
適用金利は2.50%から3.70%と消費者金融よりも低金利で借りられて、初任給を得るまでの期間は元金据置の取扱い(利息の支払いは発生)もしてくれます。
融資金額は最高100万円で返済期間は最長10年。
車両購入資金、免許取得資金、引越し、家具・家電の購入資金、卒業旅行資金など、基本的に利用用途は自由になっています。
デメリットは20歳未満の場合、保証会社により違いますが、親権者の同意や連帯保証人が必要になったりするなど、手続きがめんどうなこと。
しかし、20歳未満では借りられない消費者金融よりもこの点はメリットですね。
給与振込を同じ銀行に指定したりすると、金利をさらに下げてくれるというのサービスをしている銀行もあります。
お住まいの地域のろうきんなどもチェックして、比較してみてくださいね。
静岡ろうきん 就職内定者応援ローン |
東海ろうきん みらいず |
きらぼし銀行 大学卒業予定者ローン |
武蔵野銀行 新卒予定者応援ローンROOKIE |
|
適用金利 | 固定年2.50% 変動年3.70%の2択 |
変動年4.7% | 固定年7.4% | 変動年8% |
融資金額 | 最高100万円 | 最高100万円 | 50万円まで | 10万円以上 30万円以下 |
居住条件 | 静岡県内に居住、もしくは静岡県内の企業への新卒内定者 | 愛知・岐阜・三重県内に居住、東海3県下で勤務予定の新卒内定者 | 東京および周辺に勤務予定の新卒内定者 | 埼玉県内か東京都内に勤務先もしくは自宅がある内定者 |
年齢条件 | 満18歳以上30歳未満(20歳未満は親権者の同意か連帯保証人が必要) | 満20歳以上30歳未満 | 満20歳以上30歳未満 | 満20歳以上30歳以下 |
利用使途 | 車両購入、免許取得、引越し、家具・家電の購入、卒業旅行資金など | 車両購入、免許取得、引越し、家具・家電の購入、卒業旅行資金など | 自由(卒業旅行、自動車運転免許取得など健全な生活設計資金) | 自由(卒業旅行・新社会人として必要なアイテムの購入・資格取得などの資金) |
金利割引 | なし | なし | 給与振込の銀行指定などで金利の差し引きあり | 給与振込の銀行指定などで金利の差し引きあり |
就職内定者がお金を借りる方法まとめ
就職内定者がお金を借りる方法は銀行と消費者金融があります。
消費者金融で借りるなら
消費者金融で借り入れするなら、20歳以上でアルバイトをしていれば「安定した収入がある人」という条件に合うため、審査に通る可能性は高くなります。
ただし、申込書の勤務先欄には必ずアルバイト先の会社名を記入しましょう。
在籍確認の電話が入っても確認が取れず、審査に通過できなくなってしまいます。
銀行で借りるなら
銀行の融資は消費者金融と違って総量規制の対象ではないため、「就職内定者応援ローン」「新卒予定者応援ローン」というサービス名で扱っている銀行もあります。
適用金利は消費者金融よりも低いですが、居住条件がその銀行の営業地域内だったりするので、遠方の人は利用できません。
静岡ろうきん、東海ろうきん、きらぼし銀行、武蔵野銀行などを本文で紹介しましたが、お住まいの地域のろうきんなどもチェックして、比較してみてくださいね。
銀行は低金利がメリットですが、店舗窓口で手続きする必要があり、親にバレやすいというデメリットがあります。
消費者金融のメリットはWEB完結で親にもバレにくいのが特徴なので、自分の事情に合わせてどちらか選んでくださいね。