平気でお金を借りる人と縁を切る前、友達や職場の同僚としてどうする?

平気でお金を借りる人と友達・職場の同僚・彼氏・彼女だったらどうする?
平気でお金を借りる人と友達・職場の同僚・彼氏・彼女という関係にあり、どうしていいかわからないと困っている人は多いですね。
お金に困って四苦八苦した挙げ句、人間関係をこわしてしまい、どこかに消えてしまった人を私はいくつか知っています。
みんな、お金に困る前は「ごくふつうの人達」だったんですね。
今から思えば「あのとき、本人が行動を変えていれば…」という転機があったはずとつくづく思います。
そのような例から、当事者とまわりの人達がどうやって解決していくべきか、私なりの対策法を提言してみます。
目次
職場で同僚にお金を借りる人
Aさんは職場で同僚にお金を借りる人でした。
くわしくは書けませんが、その人は「声」を使う職業。仕事でずっとしゃべっているので、喉が乾きます。
無類のお酒好きだった彼は、仕事が終わると遅くまで同僚とお酒を飲むのが日課でした。
しかし、時代とともに会社も経費削減。会社の経費でタクシーが使えなくなり、残業も禁止という時代に。
それでも彼は長年の習慣が抜けきれず、早い時間からお酒を飲むようになり、タクシー代を浮かすために朝まで飲んだりすることもしばしば。
そのうち、職場の同僚にお金を借りてまで飲むようになり、返せなくなると部下にもお金を借りるようになりました。
やがて、部下から苦情を聞いた上司に呼び出され、退職勧告を受けて会社を辞めることになってしまいました。
以後の消息は誰も知りません。
家族と縁を切る人になりかねない例
お金を借りることで、家族と縁を切る人になりかねないケースもあります。
Bさんは広告業界でデザイン会社を立ち上げた会社社長でした。
新卒で入社して役職にまで就いた会社を退職して、その会社の下請けとなり、何人かの若い契約社員を使っていました。
順調だったのは最初の2年ほど。
変化があったのは、Bさんが「社内に愛人を作った」という噂を聞いたころでした。
広告が紙媒体からネットへ移っていく構造変化に対応できず、親会社の業績は悪化していきます。
下請けのデザイン料金も一方的に下げられました。それでもBさんは会社を畳まずに存続させます。
ところが、これが仇となって数百万円の借金を背負うことに。
それでも彼はあきらめずに、実のお兄さんに相談して300万円を借りて会社の存続を目指します。
景気のいいときのように、うまくいけば借金はすぐに返せるという気持ちがあったのかもしれません。
しかし、会社が立ち直ることはなく、会社の破綻とともに知人のまわりから消えてしまったのでした。
嘘をついてお金を借りる人もいる
嘘をついてまでお金を借りる人もいます。私はかつて借金ばかりしていた人に注意しました。
すると、本人は嘘をついてお金を借りるようになりました。
そこで強く注意すると、反対に「お前のせいだ!」と言われることに。
注意されることがストレスになるとか、以前にあることを言われたのを根に持っているとか、本末転倒のような言い訳でした。
恥ずかしいですが、このとき途方に暮れてタロット占いをしてもらったところ、「相手は窮鼠猫を噛むの心理状態になっていますよ。もう言わないほうがいい」と言われました。
こんなことを書いたからといって、タロット占いをみなさんに勧めるわけではありません。
ひとつのヒントになったという例です。
追い詰められている人を責めず、本人が意識を変えてくれるようにゆっくり誘導するしかない、と思いました。
結局、相手とは縁を切ることになりましたが、それも運命だったのでしょう。
環境が変わっても同じ生活を維持したい人たち
平気でお金を借りる人の例はたくさんあり、解決法を提示してみても当てはまらないケースもあるでしょう。
でも、私はこれらにある共通点を感じます。それは「執着」だと思います。
本人の意識の変化が必要
Aさんの場合
Aさんの例で言えば、「お酒」「今までの環境」への依存だったのではないでしょうか。
お酒を控えるのが一番ですが、せめて「家に帰って飲む」ように習慣を変えていたら、節約もできてその後の人生は悪化せずに済んだのではないでしょうか。
Bさんの場合
Bさんは早い段階で会社を畳んでいれば、大事には至らなかったはず。
また、会社が下り坂になっているというのに愛人にうつつを抜かしたという気の緩みもあったでしょう。
まわりからすると、会社の立ち上げ時にすでに時代遅れの印象もありました。でも、Bさんはこの業界しか仕事を知らないし、ここでやらなければという気持ちがあったのかもしれません。
それらの不安や焦りが執着となり、判断を迷わせたような気がします。
平気でお金を借りる人とつきあう方法のまとめ
こちらからすると、その人が平気でお金を借りる人に見えても、たぶんご本人はそうは思っていないのかもしれません。
借りることに必死で考えている暇もないし、アドバイスされても聞く耳も持たない状態だったのかもしれません。
環境が一変してしまったのに、今までと同じ生活を維持したいわけですよね。
でも、「一定期間だけ質素な暮らしをして、生活を建て直そう」という意識がその人にないとたぶん変わることはないでしょう。
一定期間といってもその期間は人によって5年、10年とかかるかもしれません。
私の経験からするとその間は外食もしない、服も買わないというような生活になるはずです。
でも、執着を捨てて、生活レベルを下げる勇気を持てれば、復活への道は開けてきます。
そっして、これまでのつまらない見栄や欲も消えていきます。
友達・職場の同僚・彼氏・彼女という関係にある人は、どうかその人の意識が変わるように促してあげてください。
借金をする人は追い詰められていますから、ちょっと離れて見守るくらいでいいかもしれません。
でも、いくら働きかけてもダメなら、縁を切るという決断をするべきです。
あなたやあなたの家族まで巻き込まれるリスクがあります。
精一杯寄り添ったなら、心の重荷を捨てる決断をすることも、あなたの幸せにとって重要ですよ。