ハローワークでお金を借りるなら、一時的にもらえる職業訓練給付金

ハローワークでお金を借りるなら、職業訓練受講給付金がある
ハローワークでお金を借りるなら、「職業訓練受講給付金」の制度があります。
これは職業訓練を受けながら一時的にお金がもらえるという求職者支援の制度。
しかも、給付金ですから返済する義務がないんですね。
とはいえ、利用するには条件が細かく、誰もがかんたんにもらえるわけではありません。
その条件や手続きの順序を解説していきましょう。
目次
一時的に生活費としてもらえる条件とは?
職業訓練受講給付金はハローワークで求職の申し込みをしている人が対象で、早期に就職を決めるための職業訓練の講座を受講しながらお金がもらえる制度です。
申請が通れば、コースによって3か月~1年間支給されますが、在職中の人や短時間・短期就労を希望している人は該当しません。
当然ながら、お金目当てではなく、その仕事につきたいという強いモチベーションが必要になります。
以下の条件がすべて当てはまれば、対象者となる可能性があります。
訓練受講者本人や世帯全体の収入が一定の額以下であること
すべての訓練実施日に出席している
同世帯のなかに同時に同じ給付金を受給している人がいない
過去6年以内の受給なし・3年以内に不正行為なし
細かな条件もあるため、くわしくは申請窓口で聞いてみてください。
受給できれば原則1か月ごとに月額10万円と通諸手当(上限あり)が支給されます。
訓練実施日に一度でも欠席をした場合は、不支給になるばかりでなく、訓練初日にさかのぼって給付金を返還しなければならないという厳しいルールもありますので、注意してくださいね。
申し込みから申請までの流れ
1.自分が住む、これから住む都道府県でハローワークの管轄を調べる
ハローワークは全国544か所に設置されています。
最大の特徴は、いま住んでいる地域のほか、全国の求人を閲覧できること。
つまり、Uターン・Iターンを想定した職探しでも、離れた地域でできるわけですね。
自分の管轄を調べるには、厚生労働省の「都道府県労働局(労働基準監督署、公共職業安定所)所在地一覧」のサイトにアクセス。
目的の都道府県をクリックしたら、移動したページに「管轄一覧表」というリンクがあるので、クリックすれば地域の管轄が一覧で見られます。
2.管轄の申請窓口で職業訓練の申し込み
職業訓練のコースは機械、電機、塗装、建築、造園、印刷、調理、介護、ファッションなど豊富にあります。
職業訓練を申し込む際は、ハローワークが受付印を押した受講申込書を各訓練機関に提出します。
面接を経て合格すると支給されます。
お金が支給されるのはいつ?
職業訓練の多くは3か月~1年となっていて、給付金はその期間に応じて支給されます。
職業訓練受講中、月に一度ハローワークに行く義務があり、そのときに職業訓練を欠席していないかの確認が行われます。
その確認が取れた上で、7~10日後に口座に振り込まれるシステムになっているんですね。
給付金では足りない場合に一時的にお金を借りる方法
では、職業訓練受講給付金で足りない場合はどうしたらいいでしょう。
給付金のシステムではありませんが、一時的にお金を借りる制度があります。
それが別記事でも紹介しているこちらの制度なので参考にしてみてください。
職業訓練受講給付金を受けるためのまとめ
職業訓練受講給付金はハローワークで求職の申し込みをしている人が対象で、職業訓練の講座を受講しながらお金がもらえる制度です。
本人や世帯全体の収入が一定の額以下
すべての訓練実施日に出席
同世帯に同時に同じ給付金を受給している人がいない
過去6年以内の受給なし・3年以内に不正行為なし
この条件が当てはまれば、職業訓練を受けながら原則1か月毎に月額10万円と通諸手当(上限あり)が支給されます。
ただし、一度でも欠席をしたら不支給。訓練初日からの給付金返還の義務があるので、やり抜く強い意志が不可欠です。
がんばれば、新しい仕事の技術もお金も手に入れられます。
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