不妊治療でお金を借りる・サポートしてくれる妊活ローンを工面するには

不妊治療でお金を借りる・サポートしてくれる妊活ローンを工面するには
不妊治療でお金を借りるのを「妊活ローン」と呼ばれます。
ですが、治療が高度化すればするほど費用もかかり、サポートのお金もかかります。
今回は不妊治療の現実を踏まえて、どこでそのお金を工面したらいいのかを解説します。
多くの夫婦が経験している不妊治療とは
一般的な夫婦生活において妊娠するのは、結婚して半年で7割程度、1年で9割程度と言われます。
近年では女性の晩婚化が進んでいることなどにより妊娠を考える年齢が上昇、不妊の割合はもっと高いとみられています。
2015年に厚生労働省が「人口動態統計の年間推計」で発表したデータでは、日本では過去や現在、不妊の検査や治療を受けたことがある夫婦は全体の18.2%、子どものいない夫婦では 28.2%となり、夫婦全体の5.5組に1組に当たります。
2015年に日本では体外受精などの生殖補助医療により51,001人が誕生。全出生児の5.1%、つまり約20人に1人の計算になります。
もはや一般的になっている不妊治療ですが、治療内容や治療期間によって莫大な費用が必要になります。
今回は不妊治療の費用と種類
不妊治療は年齢が上がるほど費用がかかり、体外受精のためにかかる医療費の平均は、30代前半で約150万円、40歳で372万円、45歳で3,704万円。47歳からは億単位のお金がかかると言われています。
不妊治療を途中であきらめる人のなかには年齢的な問題を理由とする人もいますが、金銭的な問題であきらめざるをえないという人も多いのが現実なんですね。
とはいえ、不妊治療の種類には3つあり、早い段階で済むなら高額な費用になりません。
一般的な不妊治療の種類
一般的な不妊治療では「タイミング法」「人工授精」「体外受精」の三段階があります。
種類 | 特徴 |
タイミング法 | ・検査結果をもとに医師が排卵日を推測、 妊娠しやすい日のアドバイスを受けて性行為をする方法。 ・保険が適用されるため、1回数千円程度。 |
人工受精 | ・排卵のタイミングに合わせて子宮に精子を人工的に注入する方法。 ・保険適用外で1回1~2万円。 ・身体にも経済的にも負担が軽く、回数を重ねられる |
体外受精 | ・体外に卵子を取り出し、シャーレーの中で精子と受精させる方法。 受精卵が順調に分割、成長したらカテーテルで子宮へ送り込む。 ・保険適用外で1回20~60万円。 ・国の特定不妊治療助成事業の公的補助を受けられる。 |
不妊治療ローンのおすすめ
国の特定不妊治療助成事業は不妊治療の経済的負担を軽くするため、費用の一部を助成してくれる制度です。